
レベル3.5飛行とは?初心者にもわかる新しいドローン飛行の世界
最近ではドローンが私たちのビジネスに欠かせない存在になっていますが、実はその運用ルールは車の制度に近づいて来ているように見えます。また、2025年5月26日 「 民生用ドローンと革新的なカメラ技術で世界をけん引するDJIは、5月23日、国土交通大臣からカメラドローンDJI Mini 4 Proについて第二種型式認証を取得いたしました。」と発信されております。
今回は、ドローン業界で注目を集めている「レベル3.5飛行」について詳しく解説します。
ドローンビジネスに革新をもたらす「レベル3.5飛行」とは一体何でしょうか?
本記事では、レベル3飛行との違い、許可要件、申請方法、そしてビジネスでの活用事例までを徹底解説します。
無人地帯での目視外飛行をより効率的に、そして低コストで実現するこの新しい飛行レベルは、あなたのビジネスに大きなチャンスをもたらす可能性を秘めています。
初心者の方にもわかりやすく、その全貌を紐解いていきましょう!
飛行レベル1・2・3・4と目視との関係を知りたい方は完全ガイドをご覧ください👇
1. 【新制度】レベル3.5飛行とは?レベル3との違いとメリット
「レベル3.5飛行」は、無人地帯での目視外飛行を対象とした新しい飛行カテゴリーです。この飛行方式には、従来の「レベル3飛行」にはなかったさまざまな利点があります。
レベル3.5飛行の主な特長
1. 補助者や看板の設置が不要
従来のレベル3飛行では、飛行経路に第三者が入らないよう補助者を配置したり、看板で注意を促したりする必要がありました。
しかし、レベル3.5飛行では、ドローンに搭載されたカメラを活用して地上の状況を確認することで、これらが不要になります。
2. 道路や鉄道の横断が可能
一定条件を満たせば、移動中の車両や電車の上空を一時的に飛行することができます。
これにより、これまで制限されていたルートでの飛行が可能になりました。
3. 短い準備期間で低コストな運用が可能
申請手続きが簡略化されているため、準備期間やコストをレベル3飛行にくらべ削減できます。
4. 広範囲の飛行が可能
長距離飛行や広範囲のエリアでの利用にも適しており、農業や物流などさまざまな分野での活用が期待されています。
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かる!レベル3、レベル3.5、レベル4飛行の違いを比較表で解説
レベル3.5飛行をより理解するために、他の飛行レベルとの違いを比較してみましょう。
飛行レベル1・2・3・4完全ガイドhttps://dronesekai.jp/archives/1005/
ドローンレベル3・レベル3.5・レベル4飛行の違い
| レベル3飛行 | レベル3.5飛行 | レベル4飛行 | |
| 飛行形態 | 無人地帯での目視外飛行 | 無人地帯での目視外飛行 | 有人地帯での目視外飛行 |
| 第三者上空 | 飛行させない | 飛行させない | 飛行可能 |
| 道路の横断など | 立入管理措置必要 | 機体カメラにより無人地帯を確認し飛行可能 | 立入管理措置不要 |
| 安全の考え方 | 立入管理措置により飛行経路下に第三者がいない状況を確保することで、ドローンが落下した際の第三者への被害などを防止 | 機体カメラにより飛行経路下に第三者がいない状況を確認し飛行することでドローンが落下した際の第三者への被害などを防止 | 航空法に基づく機体の安全性認証、操縦者の技量確保、リスク評価などにより安全を確保 |
この表を見るとレベル3は、安全の考え方を立入管理措置において安全を確保するのに対して、レベル3.5飛行は、立入管理措置の代わりに機体カメラにおいて安全を確保できるため自由度が高く、市場に導入しやすくなったといえるでしょう。
飛行レベルと飛行カテゴリーの違いとは?制度の基本を整理して解説
立入管理措置とは、ドローンを飛行させる際に、第三者が無意識に飛行エリアに立ち入らないようにするための措置です。この措置は、ドローンが第三者の上空を飛行しないように注意をはらい、人や物に接触することによる事故を防ぐために非常に重要であり、特に公共の場所や人が多く集まる場所での飛行では必須となります
どのような対策が必要か?
① 物理的なバリケード設置(物の配置)
② スタッフの配置(補助者の配置)
③ 看板や標識の設置(物の配置)
立入管理措置とは?制度の概要と実施ポイントを詳しく解説しております
3. レベル3.5飛行の4つの適用条件:無人地帯、資格、機体、飛行可能エリア
レベル3.5飛行には以下の条件があります。
1. 無人地帯での飛行
飛行経路下に人や車両が存在しないことを、ドローンのカメラや地上設備モニター(プロポ等)で確認する必要があります。
2. 操縦者の資格と保険の加入
操縦者は、無人航空機操縦者技能証明(国家資格2等以上)を取得している必要があります。また、第三者賠償責任保険に加入しておくことが求められます。
3. 一定の技術基準を満たす機体
使用するドローン(機体認証が必要)は、目視外飛行に対応したものであることが必要です。
4. 飛行が可能な地域
山、森林、川、湖など、第三者が立ち入る可能性が低い場所が主な対象となります。都市部や人の多い地域では飛行できません。
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4. 【図解】レベル3.5飛行の申請手続き:運行概要宣言から許可取得までの流れ
レベル3.5飛行を行うには、航空局への申請が必要です。ただし、従来のレベル3飛行と比べて手続きが簡略化されています。

国土交通省参考資料
手続きの流れ
1. 運行概要宣言書の作成
飛行の概要や操縦者資格、保険加入状況などを記載した「運行概要宣言書」を航空局に提出します。
この段階で申請者自身が要件を満たしていることを宣言します。
ステップ1 航空局と「運行概要宣言書」の調整を実施
運行概要宣言書とは、実施しようとする3.5飛行の概要や、操縦ライセンスの保有(国家資格2等以上)・保険への加入、機体カメラなどについて、飛行に必要な要件を満たしていることを申請事業者自らが担保し、申請事業者自らをしてそれを航空局に宣言するものです。
これにより、申請手続きの簡素化、審査期間の短縮を実現します。
①まずは申請事業者が航空局相談窓口へ相談する
➁航空局より「運行概要宣言書」「レベル3.5飛行マニュアル」書式を送付されます
③申請者が「運航概要宣言書」の提出・調整を行う
④航空局が「レベル3.5飛行用申請様式」の送付をしてくれます

国土交通省参考資料
2. 地方航空局への申請
運行概要宣言書が承認された後、「レベル3.5飛行用申請様式」を用いて飛行許可申請を行います。
審査が完了すると、許可がくだり、飛行が可能となります。
ステップ2 地方航空局へ飛行許可承認申請書を提出
送付される「レベル3.5飛行用申請様式」と「レベル3.5飛行マニュアル」を用いて、
東京航空局または大阪航空局へ申請書を提出いたします。
⑤申請事業者が、「レベル3.5飛行用申請様式」により飛行許可承認申請の実施する
⑥航空局が申請に基づき審査を行ない許可承認をおこないます
交通省資料参考資料
5. 建設・農業・物流…レベル3.5飛行の活用事例とビジネスへの応用
レベル3.5飛行は、さまざまな分野での活用が期待されています。
具体例をいくつかご紹介します。
①建設業:建設資材の輸送、工事現場の進捗確認
➁農業・林業:苗木や種子の輸送、作物の生育状況調査
③医療分野:薬品や血液の緊急輸送
④環境調査:植生モニタリング、動物の生息調査
⑤物流・輸送:日用品や食料品の配送、海上輸送の監視
これらの分野で、コスト削減や効率化が期待されています。
6. レベル3.5飛行が描くドローンの未来:普及とさらなる進化
レベル3.5飛行の導入により、ドローンの活用範囲は大きく広がっています。
特に人口密度が低い地域や長距離輸送が必要な環境では、ドローンが欠かせない存在になるでしょう。
例えば、北海道のような広大な土地では、農作物の輸送や災害時の支援に活用される可能性が高いです。
将来的には、ドローンが日常生活の一部として空を飛び交う風景が当たり前になるかもしれません。
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7. DJIはレベル3.5飛行にどう対応?対応機種と情報提供
DJIにおけるドローンレベル3・レベル3.5飛行への情報提供
情報提供の対象となる製品一覧
| 一般向けカメラドローン | Mavic3Pro Mavic3ProCine Mavic3
Mavic3Cine Mavic3Classic Air3 Inspire3 |
| 産業用ドローン | Matrice350RTK Matrice300RTK Matrice30
Matrice30T Matrice30(Dock版) Matrice30T(Dock版)Matrice3T Matrice3TD Mavic3E Mavic3T Mavic3M FlyCart30 |
| 情報提供内容 | ① 機体の初期故障期間
② 製造者などが保証した落下距離 |
| 型式認証取得機種 | DJI式DJI Mini 4 Pro型 |
「型式認証」とはなに?「機体認証」のこと?いえ違うのです。
よく似た言葉ですが両言葉の意味は違います。
詳しい解説はこちらで解説しております👇
8. まとめ|レベル3.5飛行でドローンビジネスを加速させよう!
レベル3.5飛行は、ビジネスの可能性を広げる新しい飛行形態です。
短い準備期間や低コストでの運用が可能になれば、さまざまな分野での活用が進んでいくでしょう。
ただし、安全性を確保するための条件を満たし、適切な手続きを行うことが重要です。
ドローン技術はこれからも進化を続けます。
レベル3.5飛行がもたらす未来に期待しつつ、ぜひ皆さんもドローンの可能性を探求してみてください。
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